暫定龍吟録

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2008年01月の記事

滑舌がある

 「滑舌がある」とは、また妙なタイトルだと思つた読者諸氏もをられるかもしれない。
 「滑舌が良い」、「滑舌が悪い」とは言ふが、「滑舌がある」とは普通言はない。

 この「滑舌」といふ言葉、今では日常的によく聞く言葉だが、どうやら昔からある言葉ではないらしい。
 2002年発行の『明鏡国語辞典』には「滑舌」は載つてゐない。『広辞苑』も第五版までは収録されてゐない。第六版新収の言葉である。
 その『広辞苑第六版』によれば、「滑舌」とは、

【滑舌】
(もと放送業界の用語)はっきり発音するための舌や口のなめらかな動き。


とある。
 「滑舌」は業界用語だつたのか。
 しかし、思ふに「カツゼツ」といふ言葉そのものが滑らかには言ひにくい。こんな言ひにくい言葉はたしかに昔からはなかつたであらう。放送業界の誰がこのやうな言葉を作つたのだらうか。

 ためしに滑舌よく「カツゼツ」と十回言つてみてください。

 『広辞苑第六版』には「滑舌」がある。新語の収録には慎重な『広辞苑』だが、このやうに、もうかなり世間一般に普及してゐる言葉は積極的に収録していいと思ふ。
 世間に流通してゐる日本語の意味を明らかにすることは、国語辞典の一つの重要な使命でもある。



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一太郎の行く末

 徳島のジャストシステム社が、「第3回全国一斉!日本語テスト」を実施してゐる。
 私も試験を受けてみたところ、次のやうな結果が出た。

【基本タイプ】
集団の和を重んじるあなたは、周囲の状況を冷静に計算しながら、角が立たないように口説くタイプです。信望も厚く協力上手ですが、優柔不断な印象を与えることもあるので、時にはノーを言う勇気も必要です。
 
【あなたの武器】
物腰柔らかい人柄があなたの持ち味。決して感情的にならず、客観的な判断力にもすぐれています。ただ、バカにはなりきれないため、どこかで不完全燃焼を感じてしまう一面も。日本語力は上々なので、問答無用の断言口調で勝負することが、あなたの信頼度をさらに高めてくれるはずです。



 「角が立たないように」とか「物腰柔らかい」などは当たつてゐるかも。
 今年のテストでは「口説き力」も判定してゐて、私の口説きタイプは、「定刻出発、引率達者なツアー添乗員型」と出た。そんなものかなあ。自分では引率達者かどうか、よくわからない。

 ところで、このテストは「第3回」とあることからも判るやうに、過去に第2回や第1回も実施されてゐる。
 今年の今回のテストはビジネスシーンに特化してゐたやうで、「部長が」とか「営業先で」とか「取引先から」などといふ設問パターンが多かつた。ビジネスマンではない私みたいな者にとつてはピンとこない場面設定の質問も多く、さういふ意味ではやや面白くなかつた。 

 それで、今回、全国一斉!日本語テストを受けてみて思つたことがある。いや、これは以前から常々感じてゐたことなので、今日こゝに書かう。 
 ジャストシステムと言へば、ワープロソフトの「一太郎」が有名だ。私は過去に「一太郎」を買つたこともある。日本語のワープロソフトとしては「Word」などより優秀だと思つたからだ。だが、最近の「一太郎」はまつたく買ふ気がしない。それは、最近の「一太郎」がビジネスシーンばかりに特化した機能を盛り込み、強化してゐるからだ。
 読者諸氏もよくご存知のやうに、今の日本のビジネスシーンにおいては、ワープロソフトはマイクロソフト社の「Word」が席捲してゐる。「一太郎」はビジネス用途の機能を強化して、今さら「Word」の牙城を切り崩さうと考へてゐるのだらうか。これだけ普及してしまつた「Word」支配を本当に切り崩すことなどできるのだらうか。
 私は、「一太郎」あるいは「ATOK」は、会社・企業などビジネスの場面において「Word」に勝負を挑むのはやめたはうがいいと思ふ。それより「一太郎」・「ATOK」には、もつとその才能を発揮させて活躍できる場があると思ふ。それは、アカデミックな場、学問の世界だ。これからは会社・企業に売り込むのはやめて、大学に売り込んでいつたらどうなんだらう。大学で論文を書くときなどにこそ、「ATOK」の高い日本語変換精度は重宝されるだらう。そして、ジャストシステムは「ATOK」・「一太郎」において、もつと論文向きの機能を強化していくべきである。

 「一太郎」が幼かつた時から知つてゐるだけに、「一太郎」少年(青年?)の行く末が気にかゝるのだ。 



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芥川賞・川上未映子の本当の凄さ

 先日、第138回芥川賞の発表があり、『乳と卵』といふ作品を書いた大阪府出身の川上未映子氏が受賞した。

 川上未映子のことは、去年、『わたくし率 イン 歯ー、または世界』が新聞で紹介されてたときから知つてゐたが、まさかこんな異端児が純文学の最高峰である芥川賞を受賞するとは思つてゐなかつた。
 書店で『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』をちらつと立ち読みしてみたが、なんか同時代の匂ひを感じた。たしかに、「異端」ではあるが才能を感じさせる。

 だが、その後、川上未映子のブログ(純粋悲性批判)を見て、私は彼女の本当の凄さを知つた。驚くべきは、そのURLだ。

www.mieko.jp

 ブログツールはニフティのココログを使つてゐるらしいが、ドメインは"cocolog-nifty.com"ではない。

 「みえこ」などといふ名前の人間は、おそらく日本全国に何千人か何万人とゐるだらう。それほどありふれた名前で、一体どうやつて"mieko.jp"などといふシンプルなドメインを取得できたのだらうか。
 ちなみに、私も自分の名前で".jp"、".com"、".net"、".org"などについて調べてみたが、いづれも取得されてゐた。
 川上未映子は、.jpドメインが開始された時にいち早くmieko.jpを取得したのか。それとも、誰かが先に取得してゐたものを買ひ取つたのか。私はドメインの仕組みなどについて詳しくないのでよくわからないが、とにかくこのシンプルさを実現した能力は凄い。ブログも有名な思想家、内田樹の"tatsuru.com"も驚いたが、"mieko.jp"はもつと凄い。ひよつとしたら文才以上の才能と言つてもいいのではないだらうか。



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新潟県出れ

 1月11日、『広辞苑第六版』が発売された。
 それで、今日、早速、このやうなニュースが新聞に出てゐた。

 

広辞苑:「在原行平」伝説の記述に誤り
 広辞苑の「芦屋」の項に「在原行平(ありわらのゆきひら)の伝説の舞台」などと誤った記述のあることが分かった。岩波書店(東京都)は修正を検討する。

 広辞苑は今月、10年ぶりに改訂され、第6版が出版された。この中で「芦屋」を「兵庫県南東部の市」「在原行平と松風・村雨の伝説などの舞台」とした。ところが、行平に愛された姉妹を描いた能「松風」の舞台は、須磨(神戸市)。芦屋にゆかりがあるとされる弟・業平(なりひら)と混同したとみられる。誤表記は1955年の初版からという。

毎日新聞 2008年1月21日 東京朝刊

http://http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2008/01/21/20080121ddm041040025000c.html



 しかし、私はこれよりも早い1月17日に、早速、新・広辞苑の中に誤りを見つけてしまつたのだ。
 断つておくが、私は辞書マニアでもなければ、粗探しを趣味とする者でもない。ただ、誤字の方から目に飛び込んできたのだ。

 今回の新版(第六版)では、【ジャイアント馬場】といふ項目が新たに収録されたとして、発売前から少し話題になつてゐた。それで早速、新版で【ジャイアント馬場】を引いてみたら、

プロレスラー。本名、馬場正平。新潟県出れ。(後略)



と書いてある。

新潟県出れ。

 はい、新潟県を出て行きます。

 私は一目、「新潟県生れ」の間違ひだと思つたが、すぐに、いや天下の広辞苑が間違つてゐるはずはない、と思ひ返した。それほど、私の中での広辞苑に対する信頼は厚かつた。もしかしたら、「出れ」と書いて「うまれ」と読むんじやなからうか…。
 しかし、【長谷川町子】は「佐賀県生れ」と書いてあるし、【岡本太郎】は「東京生れ」と書いてある。あゝ、やはり、「出れ」は「生れ」の間違ひなのだ。

 岩波書店辞典編集部さま、大変申し訳ありませんが、間違ひを見つけてしまひました。しかし、私の広辞苑に対する信頼の度合はつゆも変はりませぬ。広辞苑第六版、これから末永く愛用していきたいと思つてゐます。


自己紹介

Q1 あなたのお名前は?
A1 ryutype

Q2 生年月日・星座は?
A2 長月生まれ・図書館に縁の深い星座。

Q3 血液型は?
A3 世界で一番多い血液型。

Q4 好きな食べ物は?
A4 主食。

Q5 逆に嫌いなのは?
A5 副食。

Q6 異性のタイプはどんなひと?
A6 美しい人(こころも、かんばせも)。

Q7 いま好きな人か付き合ってる人いる?
A7 いまもむかしもいない。

Q8 異性のどんなしぐさにグっとくる?
A8 喉を絞められるとグッとくる(たぶん)。

Q9 好きな映画は?
A9 映画は見ない。

Q10 好きな色は?
A10 無色。

Q11 趣味は?
A11 無趣味。

Q12 兄弟は?
A12 まだいない。

Q13 ペット飼ってる?
A13 昔、タマという名前の金魚を飼ってた。

Q14 なんか習い事やってる?
A14 昔、アメリカ人に日本語を習ってた。

Q15 いまバイトしてる?してるとしたらなに?
A15 0byte.

Q16 いまの身分は?(学生・社会人など)
A16 大層な御身分(と言いたいところだが貧困層)。

Q17 携帯どこの使ってる?
A17 ケータイは持ってない。

Q18 何年くらい使ってる?
A18 だからケータイは持ってない。

Q19 S?M?
A19 服のサイズならどちらも持ってる。

Q20 身長いくつ?
A20 五尺以上六尺以下(測ったことない)。

Q21 体重は?
A21 十三貫以上はあるはず(量ったことない)。

Q22 足のサイズは?
A22 約十文半(測ったことない)。

Q23 好きなマンガは?
A23 マンガは読まない。

Q24 好きなテレビ番組は?
A24 テレビは見ない。

Q25 何時に寝る?
A25 二更(亥の刻)。

Q26 何時に起きる?
A26 明六つ(卯の刻)。

Q27 持病ある?
A27 軽いものならたくさん。

Q28 鞄のなかにはいつも何が入ってる?
A28 紙類。

Q29 いまの待ち受けは?
A29 だからケータイは持ってない、と・・・。

Q30 いまの着信音は?
A30 だから、ケ・・・・・・・・・。

Q31 パソコンには強い?
A31 弱い。

Q32 ブログを始めたきっかけは?
A32 猫もすなるブログといふものを、人もしてみむとてするなり。

Q33 ブログを通じて友達がほしい?
A33 通じなくても。

Q34 特技は?
A34 屠龍の技ならいくらでも。

Q35 質問長い?
A35 Q35の質問は短い。

Q36 資格は何かもってる?
A36 就職に役立たない資格ならいくらでも。

Q37 これからとりたい資格ある?
A37 漢検9級。

Q38 実は自分は○○○だ。
A38 実は自分は新しモノ嫌いだ。

Q39 子供のころの夢は?
A39 田舎の広い家に住むこと(都会の狭いマンション育ちのため)。

Q40 今髪の長さどれくらい?
A40 二寸以上はあるはず(測ったことない)。

Q41 何色?
A41 漆黒。

Q42 スリーサイズをどうぞ
A42 測ったことないがウエストは細い。

Q43 チャームポイントは?
A43 靨。

Q44 今ままで生きてきて一番恥ずかしかった事件は?
A44 誰も読まないブログに詳細なプロフィールを載せてしまったこと。

Q45 得意料理は?
A45 炊爨。

Q46 大分あなたのことがわかってきた気がしますが?
A46 気のせい。

Q47 正直、ここまで答えるのに疲れた?
A47 いいえ。

Q48 正直、手を出したことに後悔している?
A48 いいえ。

Q49 このバトンをまわすひとの名前を5人どうぞ
A49 知り合いはいない。

Q50 最後にひとこと!
A50 ここまで読んだ貴方は相当、奇特な人です。


Profile

 このページはProfileページです。
 当ブログの作者の横顔です。
 (2016.3.15 改訂)

名前:ryutype

性別・年齢:当ブログをよく読んでいただければわかります

出身地:東京
生育地:東京
現住地:東京

学歴:学校を出てる

好き:自然、静寂
嫌い:人工、騒音

性格:新しモノ嫌い、要領が悪い、非マニア、機械が苦手、優しいけど不親切、面倒くさがり屋だけど怠け者ではない

趣味・マイブーム:一切なし

学生時代の専攻:教育学
学生時代に一番勉強したのは:日本語学
学生時代に一番たくさん受けた授業は:書道
学生時代に一番読んだ本のジャンルは:理数系の本

興味・関心:影響、基礎、マジック、盲点的常識、等

好きな本:本はあまり読まない
好きな映画:映画はあまり見ない
好きなTV番組TVはあまり見ない
好きな芸能人:知らない
好きな食べ物:特になし(梨ではなく無し)
好きな異性のタイプ特になし

座右の銘:"喉元過ぎても熱さを忘れない"
        "我が事は軽く、他人事(ひとごと)は重く"

当ブログのモットー:"一見さんにもわかりやすく"