暫定龍吟録

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2011年07月の記事

Still For Japan 日本に捧げる1分間 -東日本大震災から4カ月-

 7月11日、東日本大震災から4カ月が経った。

 震災の記憶は年月の経過とともに風化していく。しかし、世界にはまだまだ日本のことを想ひ続けてゐる人たちがゐる。

 「非日常」は突然訪れた。3月11日は金曜日だった。翌、土曜、日曜は多くの日本人が「非日常」を味はった。しかし大地震から3日後の月曜日、早くも大多数の日本人が「日常」に戻らうとしてゐるのを私は感じてゐた。私の東京の知り合ひの中には、3月11日当日も、12日も13日もまったく普段通り仕事をしてゐた人もゐる。
 日常を取り戻すことも大事だが、空前絶後の非日常をしっかりと噛み締めることも大事だ、とその時感じた。

 4カ月経った今、東京ではほとんどの人が日常を取り戻し、東北でも避難所生活を送ってゐる等何らかの当事者以外は大部分の人は日常生活を取り戻してゐる。
 復興は喜ばしいことだが、その一方で多くの人たちが、あの日の記憶を忘れ始めて来てゐる。
 日常の仕事の忙しさにかまけて、東北のこと、三陸のことを思ひ出すことすら忘れかけてゐる。

 ニューヨークのレポーターKaede Sevilleさんが始めたStill for Japanといふサイトがある。1分間、サイトが下へスクロールしていくのを黙って見るだけ、といふサイトだ。その間、マウスの操作は受け付けない。急いでるからスキップ、とかは無しに、1分間といふ時間を捧げることに意味がある。

 1人1分として、目標は震災で被害に遭った18万人分の180,000分ださうだ。私が7月12日午後9時に見た段階では、まだ5700分ほどしか集まってゐなかった。

 「忙しい、忙しい」と言って、日頃から便利さや効率ばかり求めてゐる人にこそ、このサイトを見てほしい。





 → Still for Japan



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