暫定龍吟録

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いわこく

 「いはこく」が出た。

 先日、本屋に行つたら、平棚に『岩波国語辞典第七版』が積まれてゐるのを見つけた。
 つひに出たか、第七版。10年ぶりの改訂らしい。

 『岩国』は、数多ある国語辞典の中でも、「国語辞典の正統派」、「最も標準的な国語辞典」と呼ばれる。中身の非常にしつかりした辞書だ。
 学生のとき、図書館で必ず机上に置いて愛用してゐたのはこの辞書だつた。電子辞書を持つてゐなかつた私は専ら紙の辞書だつたが、『大辞林』などは大きすぎて机の上には置きにくく、小型辞典は他にももたくさんあつたが『岩国』が一番語釈などもしつかりしてゐたので、いつもこれを使つてゐた。

 見ると、カバーデザインも一新されて装訂もスマートになつてゐる。これは欲しい。
 だが、家にはすでに国語辞典は四冊もある。私はいはゆる「辞書マニア」ではないので、これ以上の辞書の置き場所はない。特に『岩国』と同じ出版社から出てゐる『広辞苑』を持つてゐる。通常、国語辞典といふものは同じ出版社から出るものは編集方針が似通つてゐるため似たやうな内容になる。

 でもやつぱり欲しくなる、語釈のしつかりした「いはこく」。
 といふわけで、これから国語辞典を買はうとしてゐる人にはお薦め。初めて国語辞典を買ふ高校生にも最適の一冊だと思ひます。


岩波国語辞典岩波国語辞典
(2009/11/20)
西尾 実

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