暫定龍吟録

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東京人は2011年の夏を乗り切れるか

 今日4月7日、asahi.comのニュースより。

asahi.com(朝日新聞社):家庭の節電促す「電気予報」放送 今夏、経産省が検討

東京電力管内で電力不足が予想される今夏、経済産業省が、テレビやラジオで天気予報ならぬ「電気予報」の放送を検討していることが6日、明らかになった。近く放送局と調整に入る。計画停電を避けるため、電力需要の3割を占める家庭の節電意識を徹底するよう促す。
電気予報はニュース番組などで放送される天気予報に続いて、当日や翌日の電力の需要と供給の予測を時間帯別に伝える方法を検討している。猛暑で日中に需要が高まりそうな場合、「冷房の設定温度を上げて」「使わない家電製品の電源を抜いて」といったコメントも添え、視聴者に節電をするよう注意を促す。



・初めての「節電」

 経産省からこのやうな呼びかけがなくとも、今まで水や電気をこまめに節約してゐた人はゐただらう。だが、「節水」が、ダムの貯水量が足りなくなる心配から「水がもったいない」といふ精神で行はれてゐたのに対し、「節電」は、「電気がもったいない」といふよりも、今までは「お金(電気代)がもったいない」といふ精神で行なってゐた人が多かっただらう。
 今年2011年の夏は、おそらく初めて「電気がもったいない」といふ「でんこちゃん」の精神で行はれる節電となる。


・猛暑の日に冷房を消せるか

 「電気予報」はいいアイデアだと思ふが、上記記事中、「猛暑で日中に需要が高まりそうな場合、「冷房の設定温度を上げて」」といふのは、難しいだらうと思ふ。
 日頃から節電意識が高い人は、普段から冷房の設定温度を高めに設定してゐるだらう。それなのに、今日は最高気温が35℃を超える猛暑日だ、といふ日に、いつもより更に設定温度を高くすることができるだらうか。
 逆に意識の低い人は、日頃から冷房温度を低く設定してガンガンに冷やしてゐる。最高気温28℃程度の日にガンガンにかけてる人が、最高気温35℃の日に冷房をゆるめるとは考へにくい。
 そこで考へたいのが「リアルタイム節電」だ。


・リアルタイム節電

需要が急に跳ね上がって供給を上回り、予期せぬ大停電が起こりそうになれば、「ニュース速報」で電力使用をただちに控えるよう求めるテロップを流す案もあがっている。新聞やインターネットでも、電気予報ができないか検討する。


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 最近、Yahoo Japanのトップページにこのやうな東京電力の電力使用状況が表示されてゐる。
 これは、さうした一環だらう。
 だが、こゝ数日、これを見てゐるが、「毎時更新」と書いてあるものの実際には常に2時間くらゐ前の情報が表示されてゐる。
 もしできるなら、もっとリアルタイム性を高めて、電力使用状況を知らせてはどうか。さうすれば、どんなに暑い日でも「今一瞬だけ、冷房を止める」といふことは各家庭ではできるだらう。
 全員が一斉に冷房を止めて、電力使用量が十分に下がったのを見て安心して、全員が一斉に再び冷房のスイッチを入れてしまったら大変なことになってしまふわけだが、リアルタイム情報を流したとしても、そこまで大勢の人が一斉の行動を取ることはないと思ふ。情報にアクセスする時間は各人バラバラだからだ。
 リアルタイム電力使用量情報を流すなら、やはりネット、特にTwitterを使った方がいいだらう。新聞では「予報」はできても、リアルタイムな情報は伝へられらない。


 私たち東京人がこの夏を乗り切れるかどうか、知恵が試されてゐる。