暫定龍吟録

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修学旅行生に思う

 街で修学旅行生を多く見かける時期になつた。

 修学旅行生は、一目で、地元の中学生と見分けがつく。男子3人、女子3人ぐらゐの固まりで歩いてゐるのは、間違ひなく修学旅行生だ。これは班行動(自由行動)だ。大体、男子と女子が少し距離を置いて歩いてる。
 あと、田舎から来てる中学生は、女子のスカートの丈が長かつたり、履いてる靴が白い運動靴だつたりするのも特徴的だ。

 私たち東京の中学生の修学旅行先は、京都や奈良が定番で(今の時代はどうか知らないが)、それは文字通り“修学の”旅行だつた。寺院を廻つて、歴史などを勉強するのである。先生からも「修学旅行は“学を修める”旅行であつて、遊びに行くのではない」と重々言はれたものだ。

 だが、地方の学校には、修学旅行先が東京ディズニーランド、といふのがある。これが信じられない。ふざけてる。これではまるで、「“学を修める”のではなく、“遊び”に行きませう」と学校みづから言つてるやうなものだ。
 もちろん、修学旅行には、青春時代の楽しい遊び、といふ一面もあるのだが、いや、ほとんどそれがメインと言つていいかもしれないが、少なくとも教育機関である学校は、「修学」といふ体裁を整へる必要があるのではないだらうか。

 ところで、私は過日、浅草橋駅で班行動の修学旅行生を見かけた。自由行動で浅草橋に来るはずがない。なぜなら浅草橋には見るべきものなど何も無いのだから。
 「浅草」と間違へて来てしまつたのだらう。一言、こゝは浅草ではないですよ、と教へてあげればよかつた。
 他にも、神田の古本屋街に行かうとしてJRの神田駅で降りてしまふなど、かういふ不幸は、駅名が紛らはしいためにおこると思はれる。