暫定龍吟録

反便利、反インターネット的 This blog has not been updated since 2017

ヤフーニュースのコメント欄はなくした方がいい

 ヤフーニュース下のコメント欄が気になる。

 6月17日の記事「ロングテールが多数派になる法則」で、ヤフーニュースの下に書かれてゐるコメントの上位コメントに同意できないことが多い、と書いた。

 先日も、日本のある地方で、少年5人の乗つた車が電柱に激突し死傷事故を起こした、といふニュースが取り上げられてゐて、それに対し、「バカは早く死ね」とか「電柱乙」といつたコメントが多数の人々の同意を得て、上位に掲載されてゐた。

 そのニュースでは事故原因はまだ捜査中と書かれてゐた。急に何かが飛び出してきたのかもしれないし、急に車の故障でハンドルが効かなくなつたのかもしれない。だが多くの人が、バカな若者たちが若気の至りで調子に乗つてスピードを出し過ぎて事故つたのだらう、といふ推測のもとにコメントを書いた。

 本当の事故原因が何も判つてゐない段階で、このやうな先入観的推測だけでコメントを書く行為はあまりにも安直だし、それに対して同意ボタンを押してる人がたくさんゐる現状もあまりにひどい。

 もう一つ、このコメント欄を見てゐて気になるのは、割とどうでもいい一つの話題提供程度のニュースに対しても辛口のコメントが目立つことだ。「こんなどうでもいいことより、もつと外にやるべきことあんでしょ」といつた類のコメントだ。

 どうも人々は、ニュースに対してコメントを求められると、何か批判的なことを言はなければならないと思つてしまふやうだ。別に無理して批判的なコメントを書かなくてもいいのだ。どうでもいいニュースに、わざわざ批判を加へる必要はない。

 インターネットが登場する前の時代にも、テレビのニュースなどを見てゐて、一つ一つのニュースすべてに突つ込み(批判的コメント)を入れるやうな人はゐた。この突つ込みは、せいぜい同じ部屋にゐる人ぐらゐにしか聞かれないが、インターネット上の突つ込みは、多くの人に聞こえてしまふのが問題だと思ふ。特にヤフーのやうに多くの人が見てゐるところで、あのやうに安直な突つ込みがいつまでも目立つところに掲載されてゐるのは、子どもたちの教育上の視点からも良くないと思ふ。

 ヤフーニュースのコメント欄はない方がよい。