暫定龍吟録

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"iPhone"はなぜアイフォーンと読むのか

 先週の金曜日に日本で「iPhone 3G」が発売され話題になつた。それから1週間が経つた。

 発売初日の7月11日には、私もたまたま新宿でソフトバンクショップの前を午後2時頃に通つたので中を覘いてみたが、誰もゐなかつた。「当店では、iPhone 3Gは完売しました」との貼り紙があるだけだつた。

 すごい人気なのだらう。ソフトバンク表参道では長蛇の列ができてゐるのもテレビで取り上げられてゐた。

 ところでこのiPhone、ネットのあちらこちらで、「iPhone(アイフォーン)」と書いてあるのをよく見かける。どうやら日本での名称は「アイフォーン」と決まつてゐるやうだ。
 だが私は、これが日本で発売される前、まだ米国にしかなかつた頃、「iPhone」といふ綴りを見て、心の中で「アイフォン」と読んでゐた。それでちよつと戸惑つた。

 似たやうな戸惑ひを以前、「Ajax」の時も感じたことがある。
 「Ajax」は昔からある言葉ではない。ご存知の通り、Asynchronous JavaScript + XMLの略で、近年つくられた造語である。私は、この「Ajax」といふ言葉に初めて出会つた時、これを心の中で「アジャックス」と読んでゐた。造語だから正しい読み方なんて無いと思ふのだが、しかしその後、日本でもAjaxが普及するにつれ、「エイジャックス」といふ呼び名が一般的になつてきたので、私もいつしかその呼び名を使ふやうになつた。

 iPhoneの場合も同じで、いつしかアイフォーンといふ呼び名に慣れていくのだらうか。しかしそれにしても、iPhoneはアイフォンと読むのがなんだか自然な感じがする。どうしてアイフォーンなんだらう、とずつと疑問を抱いてゐたので調べてみた。

 どうやら、日本ではインターホンの大手会社であるアイホン(英字綴りはAiphone)といふ会社があり、そこから「社名と紛らはしい」といふクレームがついた。それで、アイホン社とアップル社とが協議し、日本国内ではiPhoneのカタカナ表記は「アイフォーン」とする、といふことに決まつたさうな。(参照:Wikipedia)

 「アイホン」と「アイフォン」では違ふと思ふが、まあとにかくさういふ決まりになつた。でも、「アイフォーン」とするのは表記のときだけ?といふことは、声に出して読むときは「アイフォン」でもいいの?

 結局、皆がよんでる読み方に私も靡くだらう。

 皆さんは、何てよんでますか。