暫定龍吟録

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最近、立ち読みした本、四冊

 最近、立ち読みした本、四冊。

・鳥居みゆき『夜にはずっと深い夜を』 幻冬舎

 文才を感じる。才能のある人は何をやつても、才能があるんだなあ。


・バートランド・ラッセル『怠惰への讃歌』 平凡社ライブラリー

 ラッセルがこんな文章を書いてるとは知らなかつた。取り合はせが予想外な感じ。「みんなが働けば働くほど、モノはあふれ、失業も増える」と。子どもに、「大人になつたら何故働かなくてはいけないの?」といふ質問をされたら、この本をもつて、答へよう。


・加藤陽子『それでも日本人は「戦争」を選んだ』 朝日出版社

 すごい本。有名な"決して見つからないブログ"でも紹介されてゐた。高校生向けに平易に書かれた本だが、もちろん大人が読んでいい、あるいは読むべき本。昭和史の勉強にも、もつてこい。


・湯浅誠『どんとこい、貧困!』 理論社

 安つぽいタイトルがもつたいないくらゐ、中身がしつかりしてゐる本。中学生向けの本として書かれてゐるが、中身は、著者が、世の中に蔓延する「自己責任論」にいちいち丁寧に反駁を加へてゐるものだ。だから、この本のタイトルは「どんとこい、貧困」などではなく、「反・自己責任論」でもよかつた。ネットでもよく見かける幼稚な自己責任論には、この本で対応したい。